ATMはなんでこうも中止になるのか
コメントでATMについて書いてたら長くなっちゃったので、こっちで。
ATMはオート・テラー・マシンの略で、正式には「現金自動預払機」といいます。ATMを作っているメーカーは沖電気や富士通、日立、他にも色々なメーカーがあります。で、ATMはなぜ良く壊れるのかって話なんですが、本当はATM自体の故障で止まることは殆どありません。
ATMが中止になる事例で一番多いのが、お札の場所に硬貨を入れてしまったり、輪ゴムやクリップを入れてしまったりというパターン。会社の使いの人が、封筒から現金を出して入金する際、札の間に異物が挟まっていて、知らずに紙幣投入口に入れてしまうというケースが一番多いです。硬貨は大体返却口に戻ってくるものなのですが、1円玉は例外で、うまいこと(?)機械が噛んでしまうと変形してそのまま詰まってしまいます。輪ゴムやクリップも同様で、どれも機械の中で詰まると取り除くのが非常に大変なのです。
また、変形した硬貨・破れた紙幣を入れるのも詰まる原因になります。硬貨はやはり柔らかい1円玉に多いです。紙幣の場合、ちゃんと1枚の紙幣と認められないとそこで機械が止まります。ひしゃげた硬貨や半分くらい破れた紙幣は窓口でちゃんとした紙幣に変えるか、窓口で入金した方がいいです。
以上のトラブルは、行員の誰かが自分の仕事を放り出して、直るまでがんばって中をいじり倒します(うちだと大抵私がやるんだ)が、手に負えないかあまりに忙しい等時間が取れないと業者を呼びます。しかしこの業者、呼べばすぐ来るというものでもないので、下手をすると1日ATMが止まることもあります。
あまり無いですが、割れたり破れたりしたカードを入れても止まります。でもこれは復旧が楽なので、長時間中止になることはまずありません。
勿論、仕事でATMを止める場合もあります。職場にある2種類のATMは同じメーカーなのですが、裏を開けると即座に中止になるのと、ならないのとがあります。つまり、振込カードやレシートを補充するだけでも止まってしまうATMがあるということです。ただ、これだけなら長時間中止はありません。
現金精査、という仕事をやると、しばらくATMが中止になります。つまり、機械上の数字とATM内にある現金がきちんと合っているかどうかを比べる作業です。これはATM内の現金をすべて回収しますので、終わって現金を補充し直すまでATMを使えない状態にしなければなりません。もし現金精査が一致しないと、原因を探るまでATMは復旧しません。この精査は、うちの職場だとATMにお客様がいない時間を見計らって行いますが、中止であることに変わりはないので裏では超特急でやってます。
他には、お客様の申し出(おつり取り忘れたかもしれないとか、札が出てきてないとか色々)により中止にして調査する場合もあるので、仕事で中止にする理由は様々です。
というわけで、相手は機械で融通が利かないわけで、中止になってるATMを見ても大目に見てやってほしいと思います。
とは言え、確かに物凄く稀ですがATMの故障のケースも全くないわけでもなく、これは本当にどうにもならないわけです。先日業者にヘルプ頼んだら、とにかく来たくなさそうで渋るわけですよ。なもんで、「じゃあうちの本部の方から依頼したら来て頂けますかね」、って言ったら「すぐ行きます」、なんて言うわけですよ。「だったら最初から来いよ!」とか思いますよね。業者には会社から、年間単位でサポート料払ってるわけだし(未確認)。
この記事へのコメント
窓口と違って、手数料が安いんだから、
顧客も、もうちょっと緊張感を持って、現金を入れてくれないとねえ。
まあ、硬貨を噛むATMもATMだと思いますが、大体分かりました。
ATMは沢山あるけど、業者は置きコインをして欲しいと思う今日この頃です。
置きコイン、いいですね。懐かしい響きですね〜。
うちはとても人が少ない支店なので、両替機やらATMやらが止まってそれを業者さんが直していると、お客様がその業者さんに「止まってるんですか?いつ直りますか」なんて話しかけられる事が多々ありまして、いきおい案内までやらさせられてちょっと気の毒になることもあります。
しかし最近ATMをとどめ修理(※1)に来るおじさんはもう手馴れたもんで、修理前に「ATM点検中」看板を勝手に出して、終わると勝手にしまってくれます。お客様の案内もなんか手馴れてます(うちの支店長よりずっと上手)。こういう業者さんだったらいつでも歓迎だなー。←いや、それより早く修理して貰う事の方が大事なんだけど
とどめ修理(※1)…今作った造語。業者さんを呼ぶと、まず大抵2人位の若者がやってきて出来る範囲で修理を試みる。大体電話で業者の誰かに指示を貰ったりしてやっている事が多い。言うならば初動捜査みたいなもん。これで解決しない場合(金詰まり以外は大概解決しない)、時間を置いてメインのおじさんがやってくる。しかも大抵1人で来る。いうならば刑事さんがやってきたようなものだ。これを今「とどめ修理」と名付けた。これで来る人はきっと、修理のエキスパートなんだろうと思う。しかし早期解決が出来そうもない場合、ATMの中身を全部取り替えるという決断をする事もある。頼もしい。
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