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VIRUS: Virus Buster Serge

カテゴリ:[メディア] — 2006年06月04日(日) 17:36 Posted by Riesuke

評価:★★☆☆☆

2065年2月14日「ブラックバレンタイン」と呼ばれる事故が発生。静止衛星軌道上の物理学実験衛星「ヘリオラブ」との交信、本体の確認が不能になる。以後、ネットワーク上で奇妙な現象が多発しはじめた。ヘリオラブの地点からある種の放射・粒子変動(VIRUSと名付けられた)が認められ、これに対処するべく責任者であるツァイネル社は「STAND」を創設する。

うちのOGRでさりげなく攻略しているVIRUSの、アニメ版です。やっと見ましたよ。で、その結果。

……えー……特に感想が、出て来ない……。

でもゲームをやった上にアニメを見た人は結構少ないと思われるので、無理やりひねり出そう。と思います。

世界観について

最初にがっかりだったのは、設定が全然違うこと。私がゲーム版VIRUSで気に入っていたのはあの世界観で、ネット世界のリアルさそのものだったんですが、こっちはゲームで言うところのリアル・アライブ、つまり現実世界が舞台。プロセシング・アライブ(電脳空間)はアニメでは出て来ません。ダイブ(電脳空間に入ること)はしている模様でしたが、ゲームを遊んだ人が期待したような事は何も出て来ません。

また、舞台ですが、ゲームでは地球化計画途上にある「火星」、プロセシング・アライブの華やかさと対照的に赤い大地の荒れた場所です。対して、アニメでは地球の「ネオ香港」。まったく「ネオ香港」である必要を感じませんでした。局地的にVIRUSを浴びているという設定なので、ネオ台湾でもネオ四国でも全然構わなかったと思われます。ネオ香港、っていうと、PC98で遊んだ「幻影都市」(個人的名作)を思い出すんですけどね。あっちは本当に香港って感じで良かったなぁ。

結論1:ゲーム版VIRUSの舞台が好きなら見なくてよい。

キャラクターと組織

大張正巳さんがキャラデザなんですが、はっきり言ってこの方の絵は好きじゃないです。特に女の子の絵が嫌いでして。男性は面長だからそれほど気にならないんですが、女の子のあごのラインはあり得ないですよ。だから見るのに踏ん切りつかなかったってのがあったんです。見たらやっぱりでした。あとホルスタイン娘しかいないんだよね、大張世界。足長すぎるし。おじさんの目がキラキラだし。

それではキャラクター・声優さんの対比。

キャラクター ゲーム版声優 アニメ版声優 役どころ
サージ 井上和彦 三木眞一郎 主人公。ゲームでは元軍人なだけの一般人、アニメでは??
エリカ 皆口裕子 飯塚雅弓 ヒロイン、STAND隊員。ゲームでは技能派、アニメでは武闘派。
メロディ 笠原弘子 STAND専属AIオペレータ。電脳空間のみ存在するAI。
木島部長 小高三良 STAND部長。隊長の上に部長がいるんだね、アニメ。
レイヴェン 鈴置洋孝 STAND隊長。ゲームで言うとSCOW(司令官)の立場。
マーカス 難波圭一 STAND隊員。レイヴェンに続くNo.2らしい。
スマイリー 辻谷耕史 STAND捜査官。
ジョウイチロウ 檜山修之 STAND隊員。
ケリー 篠原恵美 STAND専属オペレータ
マリー 宮村優子 STAND専属オペレータ
ミレイ 池澤春菜 STAND専属オペレータ…でいいのかな。
アッシュ 速水奨 STAND専属研究員。
ユイリン 平松晶子 STAND専属研究員…たぶん
キム 桑島法子 STAND専属…なんだかわかりません
ドナ 佐久間レイ 折笠愛 謎の美女という役どころは同じ。
ツァイネル社長 石田太郎 実業家で技術者
リリー・ペトリ 根谷美智子 ツァイネル社の上の方の人? STANDを監視してるっぽい。
ゲイリー大佐 玄田哲章 火星電脳軍(ネットアーミー)ネット災害対策部門責任者。
マクノートン博士 小林清志 科学者。電脳空間、人工知能、遺伝子工学の権威。メロディを作った。

キャラクターの名前が一部同じなだけで、ほとんど違ってます。もうこんなんだったらいっそ、キャラの名前も全部違うようにして、完全オリジナルにしてもらいたかったですよ。

STANDの扱い方も違っていることが分かります。ゲーム版STANDは「ネットワーク犯罪専門の電脳空間専任調査機関」で、「火星政府と直接契約を結んだフリーランサー」。STANDとは「Squad Team for Alert to Network Destruction」の略です。対してアニメ版STANDは「謎の放射(VIRUS)の監視とその現象への対処を目的」としていて、特に調査は考えてない模様。ま、地球上じゃないから無理もないですけれど。あとびっくりなのがツァイネル社の機関だったことですね。ゲームではツァイネル社はいわゆる調査対象、敵かもしれないって立場だったわけなので。

キャラとか世界はともかく、声優さんはさすが。一流の仕事をしています。ゲーム版サージとアニメ版サージは対照的なキャラですが、アニメも声優さんが良いので結構好きでした。V-Gは大嫌いですが。

結論2:キャラは別物、舞台も別物。声優さんはイイ。

装備と武装

アニメ版で重要視されているV-G(ヴァリアブル・ギア)。ゲーム版では終盤出てくるパワージャケット(アッシュが開発)に相当する代物で、いわゆる強化服です。アニメでは初めっから出てきます。そんでね、このV-G、はっきり言って全部すっげぇかっこわるいんですよ。特にエリカのV-Gは正気だったら人前で着れるようなもんじゃありません。だって足にハート(!)が付いてるんですよ。自分だったら断固デザインの変更を要求しますね。でもレイヴェンの趣味だったらどうしよう……。しかもキャラクターごとに色違い。戦隊もの!?とか最初思いました。

V-Gの装着シーンもスピーディーじゃない。戦隊ものの方がまだいいです。まず裸になって、カンオケに飛び込んで「ぶにょ〜ん」とV-Gが形作られるまで待ってなくちゃいけないです。この装着シーン、エリカのばっかしなのが笑えます。しかもわざわざTV版とDVD版じゃ違ってますし。ゲームですと圧縮したパワージャケットがアイテムボックスに入ってるので、解凍して自動的に着せてくれます。さすが電脳世界。

それから武器。正直VIRUSの定義がアニメはあいまいで判断に困る部分がありますが、VIRUSによって変形した相手に肉弾戦しますかね。V-Gも完全密閉型じゃないから、多少危ないんじゃないの?とか見てて思いました。全員口の部分開いてるんですよね。いや、この世界のVIRUSはそういうもんじゃないのかもしれませんけど。

で、第一話で殴る蹴るした後、「いまだマーカスゥ!」とジョウイチロウがかっこよく叫ぶシーンがありますが。その後出てくるマーカスの射撃。「いまだマーカスゥ!」「タタタン、タタタン」…って、めちゃ軽い音! はっきり言って大した武器には見えません。これだったら殴る蹴るはいらないでしょ。いきなり撃てばいいじゃん! 意味わかりません。ゲーム版の武器にはナイフ・ブラスター・ショットガン・電磁ピアシングとあり、弾にワクチンが組み込んであるのでVIRUSモンスターに使ってもちゃんと効くんですよ。肉弾戦はないですね。

結論3:見てるこっちが結構恥ずかしいV-G。

感想

ゲーム版は電脳世界が舞台なので、ちとあり得ない事があっても納得出来るんですよね。でもアニメはだめです。リアリティありません。ゲーム版は未来の話なのにリアリティあったところが良かったので、それをアニメに期待すると必ずハズします。私は最初の話でいきなり混乱しました。あまりにもゲームとかけ離れすぎていて、別モノと考えた方がいいです。

謎やストーリーについても、アニメはラスト、急ぎすぎて全然分かりませんでした。つーか、テレビでやるようなアニメじゃないです、これは。でも声優さんたちは良かったなぁ。

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